ディズニーランドやディズニーシーでは、障がいのある人や子どもでもパークを楽しめるようにパークでの負担を軽減するためのサービスがたくさん用意されています。その中でも特に注目なのが「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」です。今回は、DASの詳細な解説と、実際にDASを利用した感想をご紹介します。
ディスアビリティアクセスサービス(DAS)とは?
ディスアビリティアクセスサービスは、ディズニーのアトラクションやグリーティング施設の列に並ぶ時間を他の場所で過ごすことができるサービスです。このサービスは、身体障害や知的障害、発達障害のある子どもたちが安心してアトラクションを楽しめるように提供されています。公式サイトでは「列にならぶことができない人のため」とされていますが、対象条件を満たしていれば利用できます。
DASが利用できる人
DASが利用できるのは、以下の障害者手帳や証明書を持っている人です。
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
- 被爆者健康手帳
- 戦傷病者手帳
- 障害福祉サービス利用のための各種受給者証
母子手帳は利用できませんが、手帳取得をしていない方も受給者証が対象になっていますので利用が可能です。対象者とそのグループがDASの対象として、待ち時間を列とは別の場所で待つことができます。障がいの種類に決まりはなく、手帳か受給者証を持っていれば利用できます。しかし、外国人に対してこのサービスを行なっているかは不明です。
利用に年齢制限はある?
利用には年齢制限はありません。3歳以下のチケットを持っていない子どもがサービス対象の場合も利用ができます。
DASの利用手順
1. 利用登録の手続き
- 利用登録は初回のみ必要で、パークでの1日間有効です。手続きは簡単で、対象アトラクションの入り口や「メインストリート・ハウス(ディズニーランド)」、「ゲストリレーション(ディズニーシー)」でキャストの方が行ってくれます。
ここで唯一のデメリットと言えるのが、DAS利用者の列ができてしまっている場合10分以上も待つ可能性があることです。DAS登録ができるキャストさんは少数のため登録までに多くの時間をようしてしまうことがあります。しかし、本人含めてグループ全員がその場いないと登録ができないので、ここの数十分は頑張って待っていただくことになります。
- 必要なもの: 障害者手帳や受給者証、グループ全員分のチケット
2. アトラクションでの利用
- 利用登録が完了したら、対象のアトラクションで「ディスアビリティアクセスを使いたいです」と伝えます。アトラクションの近くで待つか、東京ディズニーリゾート公式アプリを使用して待ち時間を確認します。
- 待ち時間中は他のアトラクションのDASを利用することはできませんので注意が必要です。
3. 待ち時間を別の場所で過ごす
- 手続きが終わったら、待ち時間を別の場所で過ごします。アプリを使用している場合は、DASのパスに戻り時間が表示されるので、その時間になったらアトラクションの入り口まで戻ります。
もし、時間に間に合うようであれば、待ち時間が少ないアトラクションに並んでもOKだそう。もしかしたら、日によって違うかもしれないのでキャストさんに都度聞いてみましょう!
4. 時間になったらアトラクションの入り口まで戻る
- 時間になったらアトラクションの入り口まで戻り、「ディスアビリティアクセスサービスの利用時間になったので戻りました」と伝えると、キャストの方がアトラクションへ案内してくれます。DPAがあるアトラクションには、特に伝えなくてもDPA用の入り口に行ってQRコードをかざすと対応してくれます。
DASのメリットや実際の感想
1. 安心して待ち時間を過ごせる
- 特に、子どもが自立できていない場合や途中でテンションが上がってしまう場合など、安心して待ち時間を過ごすことができます。
2. 乗り場までの配慮がある
- 車椅子やバギーを利用している場合も、そのまま利用できたり、乗り場まで乗っていけたりするので助かります。
3. キャストの方の気遣いが素晴らしい
- DASを利用したい旨を伝えると、キャストの方が人が少ない場所やすみっこの方に寄って案内してくれることがあり、利用者への気遣いを感じます。
実際の感想
1. 安心して待ち時間を過ごせる
- 実際にDASを利用してみると、精神が不安定のため列に並ぶことが難しい状況でも安心して待ち時間を過ごすことができました。子どもや障がいを持った方の体力や精神面も安定した印象です。
2. 乗り場までの配慮が助かる
- ライドをアトラクションのライドに横付けしてもらえたり、降りた時にも配慮してもらえるのは大変助かります。エレベーターの案内なども助かりました。一般のゲストと違う入り口に案内してもらったり、おねだりすると非公開のルートを通ってもらったりしてもらえます。
スプラッシュマウンテンやビックサンダーマウンテンなど、裏口があるので、キャストさんが忙しそうでなければ聞いてみてもいいかもしれません。
3. キャストの方の気遣いが素晴らしい
- キャストの方が利用者の状況に合わせて配慮してくれる姿勢に感謝しています。人が少ない場所やすみっこで待つこともあるため、気兼ねなく利用できました。
まとめ
ディズニーランドやディズニーシーをより快適に楽しむためのDAS。障がい者手帳や受給者証を持っていれば、どんな方でも利用が可能です。安心して待ち時間を過ごし、乗り場までの配慮があるDASをぜひ活用して、ディズニーパークを思いっきり楽しんでください!